〔282〕比叡山 (848m)

2006年04月18日(当時56歳)


どこから登り始めてよいのか判らずウロウロしていると
”比叡山登り口”の大きな看板があった。
比叡山への標識は後にも先にもこれが見納めだった。
参道の終わり、ドライブウエイ近くにあった寺院。
立派な建屋であったが興味薄く素通りする。
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滋賀県大津市坂本本町
比叡山 延暦寺
  比叡山には車の運転免許を取った頃に何度かドライブをしたことがあり、山頂には延暦寺の寺院が建ち並び山登りの対象としては考えたことはなかった。 考えただけでも詰まらない山と思ってしまうが、三百名山のリストに入っていると登りたくなってくる。 詰まらないかどうかは登って自分で確認してから判断しよう。

左に見える ”比叡山高校”横の長い参道を登っていく。
しばらく行くと舗装道路に出て、更に広い参道が続く。

道標には寺院への案内はあるが山頂への案内はまったく無かった。
”比叡山”では山歩きは対象外なのかも知れない。

車も走れそうな広い参道は杉が生茂り展望は利かない。
緩やかな登りであり疲れはしないが面白みがまったく無かった。
Road Map:国道161号線の湖西道路を日吉大社を目指して走り、旧竹林院の駐車場に車を停める。
Route Map:坂本からの参道を登り、無動寺道を下る。
”延暦寺東塔”の後に山頂らしきピークが見えるがどう行けば良い
のか判らない。 右端にあった交番で道を聞くと親切に教えてくれた。
目の前の山頂へはぐるーっと半周して反対側から登ることになる。
お巡りさんに道を聞いて教えて貰ったが脇道が多くどう行ってよいのか判らない。
周辺は仏閣ばかり、無宗教なので興味はないが写真だけは撮っておく。
この山頂へは駐車場から5分程の距離。
それを2時間も歩いて来てしまった。 又、2時間掛けて下山する。

延暦寺の境内は有料山頂への道を探して歩いていると何やら料金所を出てしまった。
今まで歩いていたところは参拝料550円を払って入場する境内らしい。
料金所のおばさんに間違って出てしまったことを告げて、もう一度、無料で中に入る。
売店で道を聞いて行くべき方向を知る。 これまた広い林道を歩き比叡山山頂展望所に出る。

”比叡山”の山頂はどこだ! 延暦寺周辺でどれだけ歩き廻ったであろうか、
やっと山頂近くに来てバスの運ちゃんに山頂はどこだと聞くと写真の展望台を指す。
そんなはずは無いと違う人にも聞いてみるがその人もここだと言う。 この展望台のある遊園地は入場料500円だったので入らず。 反対方向には展望台より高い薮山があったので行ってみる。

大比叡”(848m)の山頂に達するのに2時間も掛かってしまった。
展望はまったく無く、ハイカーに取っては最低最悪の山頂と思えた。

俺は寺院とか仏閣をを見に来たのでは無いのだが、
周辺は寺院仏閣しかない。(クリックで拡大します。)

下山は比叡山ケーブル駅横の参道から下りる。
比叡山ケーブルカーは片道840円、11分で下山させてくれるがあえて自力で下山する。 参道は小砂利が引き詰められた綺麗な道であり、
ハイカーとしては場違いの感じがしてしまった。

綺麗に整備された参道も ”大乗院”を過ぎると一転して登山道に変わっ
てしまう。 道は遠回りだし登り下りもあり、結構時間が掛かってしまう。
見所無く面白くないが写真は抜けそうに腐った橋、恐る恐る渡る。

関西百名山
日本三百名山』 比叡山はハイキングの山ではなく、お寺巡りの山だった。
標高差:695m

雑 感
  3時間45分間、歩き廻って比叡山を終えるが、予想以上に詰まらない山で山歩きの対象としない方が正解に思う。 何故、こんなくだらない山を三百名山に入れるのか?、他に一杯、良い山があると思うが・・・  やはり、歴史的背景が物を言うのか、歴史に興味の無いおいらには理解出来ない。これからの季節、比良山系は多くのハイカーで賑わうことになると思うが、それまでに武奈、蓬莱、比叡の三山を終わらせることが出来たので一安心である。
2006年度の滋賀県の山歩き
 4/18   4/18
 蓬莱山 → 比叡山

日吉大社、旧竹林院周辺
  平日の火曜日だと言うのに観光客で一杯だ。 駐車場はどこも満車であったが、旧竹林院の駐車場に車を停めることが出来た。 この混雑を見て土日に来なくて良かったと思った。 旧竹林院の駐車場は無料ではあるが、入園者用の駐車場なので登山靴を履いてザックを持っていると浮いてしまう。 カッコウ悪いのでそそくさと
移動する。
今でこそ山頂まで道路が通り、車で登れるので不便は無いのであろうが、
その昔は坊主が食料、生活物資を山頂まで担いで上がっていたのだろう。
その時代にも何もしないで命令だけしていた輩は居たのだろうな。(会社と一緒だ)
ひえいざん
2024年7月10日改定